アートメイクは永続的なものではなく、経過とともに徐々に薄くなるものです。
「どのくらいの期間で薄くなるの?」「早く消えてしまう場合もあるの?」などの疑問を抱く方は多いでしょう。
今回は、アートメイクがどのくらいの期間で薄くなり消えていくのか解説します。
早く薄くなるのを防ぐためのポイントも解説していますので、アートメイクを長く楽しみたい方は必見です。
アートメイクが早く消えた?
「アートメイクが早く消えてしまった!」といった声を聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。
アートメイクは時間の経過とともに薄くなっていくものですが、なかには早く薄くなったり消えてしまったりする場合もあります。
まず、アートメイクは1回の施術で100%定着するものではないと覚えておきましょう。
基本的には2回以上の施術を重ねることで、色が定着していきます。
肌質や年齢、基礎代謝能力、運動習慣によって、アートメイクの定着力が変わってきます。
また、アフターケアをしっかり行わなかった場合も早く消える可能性があります。
例えば20代など若い方は肌の新陳代謝が良いので、薄くなりやすい傾向があります。
脂性肌の方も比較的アートメイクが落ちやすいです。
一般的に、アートメイクでは暗い色の方が色が定着しやすいため、早く消えやすい体質・肌質の方や、少しでもアートメイクを長持ちさせたい方は暗めの色の方がおすすめです。
「明るい色の眉アートメイクを施したい」と考えている方は、カウンセリングでしっかり相談しましょう。
アートメイクはどのくらいの期間で薄くなる?
アートメイクは約1~3年で薄くなるといわれています。
アートメイクでは肌の表面(表皮)に色素を入れるため、肌のターンオーバーによって色素が薄くなるためです。
ターンオーバーの周期は年齢によって異なるため、アートメイクの持続期間も変わってきます。
アートメイクがしっかり定着したあと、約2〜3年で色が全体的に薄くなりムラができてしまったときは、リタッチを受けましょう。
リタッチは、色素が薄くなった場所に新たに色素を入れて整え、再び綺麗な形を維持します。
アートメイクが早く薄くなるのを防ぐ方法
アートメイクが早く薄くなるのを防ぐためには、ダウンタイム中のアフターケアを正しくおこなうことが大切です。
アフターケアで気をつけたい点は、以下の通りです。
- 過剰に触らない
- 1週間は施術部位にメイク、クレンジングをしない
- 激しい運動など代謝を上げる行為を避ける
- しっかりと保湿をおこなう
- 長時間紫外線に当たらない
詳しく解説します。
過剰に触らない
アートメイクの施術後は、ダウンタイムとしてかゆみや赤みが現れる場合があります。
痒いときやかさぶたができてしまったときは、つい施術部位を触りたくなるものです。
しかし、施術部位を触ると肌トラブルを招いたり、かさぶたと一緒に色素をはがしてしまったりする危険性があります。
1週間は施術部位にメイク、クレンジングをしない
施術後1週間のメイクは避けましょう。
ダウンタイム中の患部は傷付いている状態なので、化粧品の細かい粒子が傷口に触れて刺激をあたえてしまう場合があります。
激しい運動など代謝を上げる行為を避ける
アートメイクの施術後は、代謝を上げる運動・入浴・飲酒などの行為は避けましょう。
代謝が上がると肌のターンオーバーが促され、色素が排出されやすくなります。
また、体温が上がり血流がよくなると、赤みやかゆみなどの肌トラブルを招く原因にもなります。
しっかりと保湿をする
施術部位は乾燥しやすい状態です。
ワセリンをはじめとする保湿薬を使用して、肌の保湿に努めましょう。
しっかりと保湿をおこなうことで、患部を外的刺激から守る目的もあります。
長時間紫外線に当たらない
紫外線はアートメイクの色素を変色させる恐れがあります。
帽子やサングラス、マスクを着用して紫外線から患部を守りましょう。
日焼け止めは患部には塗らないように気をつけましょう。
アートメイクが薄くなる期間はターンオーバーの周期によって異なる
今回は、アートメイクが早く薄くなる原因や、どのくらいの期間で薄くなるのかを解説しました。
本記事では、肌質や年齢、基礎代謝能力、運動習慣によって、アートメイクの定着力が変わってくること、アフターケアを正しくおこなうことをお伝えしました。
ですが、基本的にはアートメイクが短期間で全て消えてしまうということはありません。
十分なカウンセリングを受け、自身の体質を理解した上でアートメイクの施術を受けることをおすすめします。