アートメイクの施術部位には「眉毛」「アイライン」「唇」などが挙げられます。
アートメイクといえば眉毛をイメージされる方が多いですが、コロナでマスク生活が続く中、リップのアートメイクも注目を集めています。
今回は、リップのアートメイクについて解説していきます。
リップのアートメイクとは
リップのアートメイクは、唇の表面に色素をいれて色を定着させていきます。
色素は2~3年ほど定着するので、血色のよい唇を保つことができます。
口紅は、マスクやグラスなどに触れる機会が多いため落ちやすいのが難点です。
リップアートメイクを施せば、口紅を塗らなくとも唇が色づいた状態を維持でき、グラスやマスクに色が付く心配がありません。
リップアートメイクは、唇を綺麗に見せる以外にも多くのメリットがあります。
リップのアートメイクのメリットは以下の通りです。
- 食事中に唇の色が薄くなる心配がなくなる
- 顔の印象が明るくなる
- 唇の形が整えられる
- 唇のくすみをとることができる
メリットが多いリップアートメイクですが、デメリットもあります。
- 皮膚が薄いため、施術中に痛みを感じやすい
- 施術後に腫れや赤みが出やすい
- 口唇ヘルペスを発症する可能性がある
リップアートメイクの色や回数
リップアートメイクで使用されるカラーには、赤系、ピンク系、オレンジ系などがあります。
すっぴんでも血色が良くみえるナチュラルカラーが人気です。
一般的に肌がイエローベースの場合はオレンジ系が合い、ブルーベースの場合は青みピンク系が似合うとされています。
また、唇のくすみを消したい方には、オレンジ系がおすすめです。
くすみが強い場合には、初めから希望のカラーを入れても綺麗に発色しないので、最初にオレンジ系の色素で着色し、2回目で希望の色を入れていきます。
元々の唇の色と希望の色の差が大きいと、希望の色にすることは難しい場合もあります。
どんな色なら定着させることが可能なのか、施術者としっかり相談しましょう。
リップアートメイクは、ダウンタイムで唇の皮がむけるため、その過程で定着に色のむらがでてしまいます。
2回目で色むらを調整して綺麗に整えていきます。そのため、2回以上の施術がおすすめです。
リップアートメイクの持続期間は、施術完了から2~3年といわれています。
▼リップアートメイクの色やデザインについて詳しい解説はこちら
リップアートメイクがおすすめの人とは
日本人は元々、唇の色がくすんでいる人が多いので、リップアートメイクはとてもおすすめです。
リップアートメイクを行えば、すっぴんの状態でも血色が良く、顔色が明るくなります。
そして唇の形を変えることもできるので、輪郭がぼやけている人や、唇の形に左右差がある人におすすめです。
唇の色や形にコンプレックスを持っている方は、ぜひ試してみてください。
以下に、リップアートメイクがおすすめな方をまとめています。
- 唇の色がくすんでいる方
- 唇を少しボリュームをもたせたい方
- 口角が下がってみえる方
- 唇の形が左右非対称な方
- すっぴんでも綺麗な唇の色でいたい方
リップアートメイクを長持ちさせるには
リップアートメイクの持ちは、眉やアイラインのアートメイクと比べて個人差が出やすい施術です。
リップアートメイクは色の持続にも個人差が出やすいため、早い方は1年程度で色落ちしてしまうかもしれません。
そんなリップアートメイクを長持ちさせるためには、施術前と施術後の唇の保湿を徹底して行うことがおすすめです。
乾燥した状態の唇にリップアートメイクを行うと色の定着が悪くなるため、十分な保湿がされている健康的な唇の状態で施術を受けましょう。
さらに、施術後のダウンタイム中のケアも重要です。
施術前と同じで、施術後も唇の保湿を徹底して行ってください。
ダウンタイム中は非常に唇が乾燥します。
どれだけ保湿して、どれだけ乾燥を防げるかにより、定着の度合いが全く違ってきます。
口紅を塗らないのはもちろんのこと、辛い食べ物や着色しやすい食べ物は唇に刺激を与えるため避けましょう。
ダウンタイム中のケアをしっかり行って、リップアートメイクを長持ちさせましょう。
[ダウンタイムに気を付けること]
・ダウンタイム中は唇の保湿を徹底することで定着しやすくなる
・唇に着色しやすいものや刺激のある食べ物を避ける