【おまもり認定アートメイク看護師インタビュー】石川県金沢市を中心に活動する白井聖羅さんのケース

おまもり認定アートメイク看護師とは、高度なアートメイクの技術を提供できる、いわゆるベテランのアートメイクアーティストと呼ばれる存在です。

アートメイクだけでなく抗がん剤などの知識もあり、安心して施術を受けられる存在でもあります。がん治療を受けている・控えている方の中には「脱毛について心配している」「対策に悩んでいる」という方もいるのではないでしょうか。

そんな方々へ向けて、おまもりアートメイクでは主に石川県金沢市を中心に、主に北信越エリアでアートメイクアーティストとして活躍する白井聖羅(しらいせいら)さんを紹介していきます。

石川県金沢市で悩みを抱えている、北信越エリアでアートメイクを受けたいと考えている、もしくはその他の地域でもアートメイクに関心のある患者さんは、ぜひ参考にご覧ください。

目次

おまもり認定アートメイク看護師 白井聖羅さんのご紹介

<SNS情報>

白井さんインスタグラム
https://www.instagram.com/shirakuri_art/

なつこクリニック(石川県金沢市)
https://natsukoclinic.com/

金澤なかでクリニック(石川県金沢市)
https://kanazawa-jabez.jp/

Luna.S Clinic(福井県福井市)
https://luna.s.sakata-biyou.jp/

長井皮膚科医院(富山県富山市)
https://nagaihifuka.com/

中村皮ふ科クリニック(新潟県上越市)
https://www.nakamurahifuka-clinic.com/

BMC CLINIC(東京都港区)
https://bmcc.jp/

これまでの経歴や現在所属している病院・クリニックなどを含めた自己紹介をお願いいたします。

[白井]

もともと乳がん専門クリニックで勤務しており、その際に多くの乳がんの患者さまと関わる機会がありました。その中では女性は弱いと感じる部分もありながら、強さを感じる場面もありました。

抗がん剤治療をされる患者さまって、自分よりも他の人を優先したり、元気にふるまったりされるんです。乳腺外科で働く中で、多くの患者さまの治療に寄り添いながら、そんな場面にも直面し「自分には何ができるんだろう」と考えてきました。

そこでアートメイクが選択肢となったのですね。

[白井]

 今後もこのような患者さまの力になっていきたいと考え、その後アートメイクの勉強を始め、2021年より独立し事業を開始しました。

現在は石川県、福井県、富山県、新潟県、福井県、東京都のクリニックで、アートメイクアーティストとして活動しています。

また私がいないことで、同じ水準の施術ができなくなるというのを防ぐために、看護師の教育にも携わっています。

(左:白井さんの眉アートメイク施術例)

◼️おまもりアートメイク(弊社団)へ加入したきっかけや当時の思いを教えてください。

[白井]

アピアランスケア事業をされている方はたくさんあるのですが、私の知り合いの方が参加されているのを見かけて、私もアピアランスケアの一環として何かできることがあればと思い加入しました。

抗がん剤治療をされて脱毛を経験された方と関わった中でのエピソー

■実際に抗がん剤治療をされて脱毛を経験された方と関わった中でのエピソードで、印象的なものについて差し支えのない範囲で教えてください。


[白井]

15年前に乳がんオペ後乳房再建はしたものの乳輪乳頭は再建せず。ずっと自分の身体を直接見ることが出来ず、娘さんとも温泉に行ったことがない患者さまがおられました。

乳輪乳頭のアートメイクがあることを知り施術を受けにきてくださいました。

施術の前日に15年ぶりに自分の姿を鏡で見てとてもショックだった反面ワクワクしていたそうです。

施術を受けられて自分に自信がつき、娘さんと温泉に行くことが出来たと涙を流されお話くださいました。

モニターも最初は断られましたが「誰かの勇気になるのなら」と写真掲載も快諾いただけました

(右:白井さんによる乳輪乳頭アートメイク施術例)

ー素敵なエピソードありがとうございます。温泉ってすごく勇気がいることですよね。

[白井]

そうだと思います。その方は施術後、遠くから見たら本当に実物と変わらないような見た目になっていて。

お子様との交流や思い出作りを含めた社会性など、さまざまな点から制限される状況にあるのを解決できるのも、乳輪乳頭形成のアートメイクの魅力と思っています。

石川県金沢市や北信越エリア全体でのアピアランスケアの現状について

■地域でアピアランスケアやアートメイクの認知度に関して感じる課題感などあれば教えてください

(実情や壁と感じている点など)

[白井]

アピアランスというワードや、アートメイクの古いタトゥーという認識がまだまだまだある点です。ドクターを含めた医療者からも、「アピアランス」という言葉への理解がまだまだ浅いと感じています。

ーそうですね。確かに周りに「アピアランス」というワード自体を知らないという看護師も多いです

[白井]

東京とかだとまだアピアランスケアを受けられるところはいくつかありますが、富山県や新潟県とかだと医療の水準も低く感じていて。同じ日本なのに、地域によって大きく差があり、北信越エリア全体の中でも差を感じているのは、大きな課題だと思います。

そのためにはまずは知ってもらうということを大事にする必要があると思っていて、SNSなどでさまざまな発信をしています。

ー石川県など地域によっては、SNSなどよりテレビの方が見る方も多いのではという話もあがったことがあったのですが、この点はいかがでしょうか。SNSだと若い世代のみに絞られているという印象も受けます。

[白井]

私は若い世代でも良いと思っています。そこから情報が広がることも多いので。また今はSNSも高齢者層の世代も利用されている方が多く、LINEを含むと全体の9割ほど(※)利用されているというデータもあります。その点からも、SNSでの発信によって、多くの方々へ認知を広げるのは非常に大事だと感じています。

確かに今は年齢問わず多くの幅広い世代の方がSNSを見られるだけではなく、若い世代から親へ、など情報が広がっていきますよね。このメディアもその糸口となればと思っています。

[白井]

ありがとうございます。

※【参考】:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

おまもり認定アートメイク看護師として・アートメイクアーティストとしてのアピアランスケアに対する思い

■おまもり認定アートメイク看護師として・アートメイクアーティストとしてのアピアランスケアに対する思いを率直に教えてください。


[白井]

当たり前に選択でき、誰もが受けることができる世の中にしたいと思っています。

ー地域差も話されていたように、どんな病院でもアピアランスケアという選択肢が選べるのは素敵なことですね。

[白井]

そうですね。それが当たり前になってほしいです。東京などの首都圏だけではなく、石川県や福井県、新潟県や富山県など、北信越エリアでも通常の治療と合わせて選択できるようになると良いと思っています。

■今後のビジョンや展望などはありますか?(抗がん剤治療をする方へさらに取り組みを伝えていきたい など)

[白井]

そのためにも、アピアランスケアやアートメイク自体の認知度を上げたいと考えています。

ー全て一貫して繋がっている想いですね。

最後に患者さんへの思いを一言

■最後に抗がん剤治療を受けられる患者さん、そしてアートメイクに関心を持っている患者さんに対してメッセージをお願いいたします。

[白井]

生涯アートメイクにおいてサポートできるような環境を整えます。

自信を持ち自分らしく生きてください。

とてもかっこいいです。ありがとうございました。

石川県金沢市および北陸エリア 白井聖羅さんにアートメイクの相談をしたい方へ

白井さんにアートメイクの相談をしたい方は、下記インスタグラムからDMを送ってください。

<SNS情報>

白井さんインスタグラム
https://www.instagram.com/shirakuri_art/

なつこクリニック(石川県金沢市)
https://natsukoclinic.com/

金澤なかでクリニック(石川県金沢市)
https://kanazawa-jabez.jp/

Luna.S Clinic(福井県福井市)
https://luna.s.sakata-biyou.jp/

長井皮膚科医院(富山県富山市)
https://nagaihifuka.com/

中村皮ふ科クリニック(新潟県上越市)
https://www.nakamurahifuka-clinic.com/

BMC CLINIC(東京都港区)
https://bmcc.jp/

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鬼頭 怜那 -Rena Kito-

(正看護師・産業心理カウンセラー)

小児科総合病院の産科に就職。障害を持って生まれる胎児を身篭る母体の管理の病棟で勤務後、翌年精神科病棟の急性期、慢性期で勤務。

さまざまな精神疾患の患者の看護や薬理病理の勉強、身体疾患の患者も多く全身管理も行う。
その後精神科特化の訪問看護ステーションにて勤務。地域で生きる精神科疾患の患者の看護と地域連携、他職種連携を行う。
現在は看護師ライターとして医療記事の執筆や編集を行っている。


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