【おまもりアートメイク認定看護師インタビュー】大阪・神戸で活動する藤枝さんのケース

おまもりアートメイク認定看護師とは、高度なアートメイクの技術を提供できる、いわゆるベテランのアートメイクアーティストと呼ばれる存在です。

アートメイクだけでなく抗がん剤などの知識もあり、安心して施術を受けられる存在でもあります。

がん治療を受けている・控えている方の中には「脱毛について心配している」「対策に悩んでいる」という方もいるのではないでしょうか。

そんな方々へ向けて、おまもりアートメイクでは主に大阪・神戸を拠点としてアートメイクアーティストとして活躍する藤枝 麻美さんを紹介していきます。

兵庫県神戸市や関西圏(大阪・京都)で悩みを抱えている、もしくはその他の地域でもアートメイクに関心のある患者さんは、ぜひ参考にご覧ください。

目次

①自己紹介

■これまでの経歴や現在所属している病院・クリニックなどを含めた自己紹介をお願いいたします。

藤枝さん:私は看護師としてはやや遅咲きで、子どもが小学生の時に看護師資格を取得しました。

ーー子育てされながら資格取得をされたんですね。当時からアートメイク看護師を目指していたんでしょうか。

藤枝さん:資格取得当時は、アートメイクをやりたいと考えたわけではなく、アートメイクの存在を知らない状況でした。看護師としてNICU、消化器外科、療養病棟、美容皮膚科クリニックなどの勤務を経て、アートメイク専門看護師になってからは今年で8年、トータルの看護師歴は15年です。

ーーアートメイクを知ったきっかけは美容クリニックでの勤務がきっかけですか?

藤枝さん:私がアートメイクを始めた頃はまだアートメイクの施術自体が一般的ではありませんでした。アートメイクを知ってやりたいと思ったのは、勤務ではなく、自分自身が乳がん経験者だったのがきっかけでした。

自分自身が「乳がん 再建」について気になり検索をしたところ、「アートメイクでできる乳輪乳頭」について出てきて。そこに紐づいて眉毛のアートメイクについての情報も出てきました。

私が当時想像していたくっきり細く濃い昔のイメージのようなアートメイクではなく、当時韓国で流行っていた毛並みのアートメイクについて知り、習ってみたいと感じました。アートメイクの技術を習えば乳輪乳頭も自分でできるんじゃないかなと。

ーーそれくらいの強い思いを抱いたんですね。

藤枝さん:その後韓国へアートメイクを学びに行きましたが、やはり本格的に仕事にしたいと思い、先駆けである大手アートメイク専門クリニックで2年間勤務し経験を積ませていただきました。

その後は雇用ではなく所属するスタイルで働くようになり、今は兵庫・大阪・京都の関西圏のクリニックでアートメイクを施術しています。

■おまもりアートメイク(弊社団)へ加入したきっかけや当時の思いを教えてください。

藤枝さん:おまもりアートメイクを知るきっかけとなったのは知人のアートメイク看護師さんからお話を伺ったことがきっかけでした。「おまもりアートメイク」というネーミングが素直に素敵だなと思ったのが第一印象です。

その後、社団代表の石原さんとコンタクトを取り、実際にお会いして社団の方針や活動内容を聞き、加入を決めました。わざわざ東京から大阪まで来てくださり実際にお会いした時、何より石原さんと空気感が似ていて共感できる部分が多かったです。1人の発信力には限界があり、社団を通してアピアランスケアの活動ができたらと思って今に至ります。

ーー個人よりも団体の方が発信力は強まりますよね。

②抗がん剤治療をされて脱毛を経験された方と関わった中でのエピソード

■実際に抗がん剤治療をされて脱毛を経験された方と関わった中でのエピソードで、印象的なものについて差し支えのない範囲で教えてください。

藤枝さん:5年ほど前、抗がん剤治療前にアートメイクを入れたいと来られた当時50代くらいの女性の方がいらっしゃいました。その方のご状況を伺うとステージ分類や癌の種類も予後の悪い深刻なものでした。

その方は2回セットで予約したい、必ず一年後に来ますからと言われました。(当時2回セットはクリニックの決まりで有効期限が半年以内だったのでクリニックに事情を伝えて、2回目が一年後でも問題ないこと了承を得ました)

必ず待っていますとお伝えして一年後、約束通り来てくださいました

ウィッグをかぶっておられ、眉毛も抜けていましたがアートメイクはしっかり残っていました。「気持ちの面でとても助かりました」「施術して頂いて良かった」とおっしゃって頂いて嬉しかったのを覚えています。

ーーアートメイクが治療を乗り切るための「おまもり」のような存在になっていたんですね。

藤枝さん:そうですね。あの時2回セットをご希望されたのは、「先の予定に向けて必ず元気になる!」という意思表明だったと私は思っています。それからは数年ごとにメンテナンスに来てくださいます。

※お写真:抗がん剤治療終了後にご来院された方

③大阪・神戸でのアピアランスケアの現状について

■地域でアピアランスケアやアートメイクの認知度に関して感じる課題感などあれば教えてください。

藤枝さん:地域に限ってではないと思いますが、特にまだ美容分野のアートメイクの認知度が高いような気がします。各個人の発信やアートメイクの業界全体が美容アートメイクの発信が多いからなのかもしれません。

ーーアピアランスケアの方はなかなか知名度は高くなっていない状況でしょうか。

藤枝さん:「アピアランスケアをしていただける看護師さんを探していました」とメッセージをくださることが増えてきたので、少しづつですが浸透してきているのかなという印象です。

ただ、がんの診断を受けたからといって、すぐにアートメイクが選択肢にはならない方が多い印象です。

実際に抗がん剤治療が始まって、脱毛が始まってから来られる方も少なくありません。

※お写真:抗がん剤治療休薬中にご来院された方

アピアランスケアに特化した発信や施術をメインにされている看護師さんもいますが、私自身もアピアランスケアに関してはまだまだ発信が少ないと感じることが多いです。

また、実情としてですが、最初は婦人科系のご病気で抗がん剤治療を受けられる方からのお問い合わせが多かったのですが、現在は他科の抗がん剤治療の方のお問い合わせも増えてきました。ただし主治医から「治療優先」と言われアートメイクの許可がおりないこともありました。

科によっても先生方のアートメイク理解度や認知度、優先度ってこんな差があるんだと痛感しています。

④認定看護師として・アートメイクアーティストとしてのアピアランスケアに対する思い

■認定看護師として・アートメイクアーティストとしてのアピアランスケアに対する思いを率直に教えてください。

藤枝さん:何より私自身が乳がんサバイバーです。抗がん剤治療はしなくてもよいステージでしたが長く続く抗がん剤治療の辛さ、元々あったものを失うことの喪失感は痛いほどわかります。同じような思いをしている方に少しでも私ができる分野でのケアができたらと思っています。

ーーご自身の経験から寄り添える視点がありますね。

藤枝さん:アートメイクを始めた頃からアピアランス分野は力を入れてやりたい思いはありましたが技術や知識、経験が伴わないと難しい分野でもあると思っていました。今も技術や知識、経験がないと安全で安心な技術提供はできないと常日頃から思っています。

特に慎重な性格なので8年経過した今でも自分の技術に満足することは無いですし、この仕事に慣れることもない・今後もそうだと思います。ただ、喜んでくださる方がいるのも事実なので、そこは素直に受け止めて自分の評価と捉えています。

※お写真:抗がん剤治療休薬中にご来院された方

■今後のビジョンや展望などはありますか?

藤枝さん:抗がん剤治療の休薬中(治療と治療の間)にアートメイクをご依頼されることが増えてきました。

しかし休薬中でも肌の状態はとても繊細になっている方がほとんどです。できるだけ皮膚へのダメージが少ない技術習得に取り組んでいて、今年一年で形になればと思っています。

また、アートメイクはアピアランスケアとしての一部でしかないと思っています。アートメイク以外の分野でどんなアピアランスケアがあるのかをもっと自分自身が知ることと、知った中で自分ができること、伝えていくということが今後の課題です。

ーー具体的にどんなことを知っていきたいと考えていますか。

藤枝さん:患者様に共有できる情報についてもっと知識を増やしていきたいと思っています。例えばスキンケアや医療用ウィッグに関する情報や、助成金や支援金などの経済的な部分の支援制度なども、さらに知っていきたいと思っています。

ーーアピアランスケアについては、金銭的な側面から悩んでしまう方も少なくないですよね。

藤枝さん:そうですね。お仕事を続けながら抗がん剤治療を受けられている方も多いので、いつまで働けるか、体調が悪い日や働けない日が出てくるのではないかと金銭面への不安を感じる方も少なくないかと思います。

私の方でできることとして、アピアランスケア価格を設けさせていただいています。少しでもご負担を減らして、アートメイクを受けやすくなればと思っています。

⑤最後に患者さんへの思いを一言

■最後に抗がん剤治療を受けられる患者さん、そしてアートメイクに関心を持っている患者さんに対してメッセージをお願いいたします。

藤枝さん:ご本人から連絡を頂くと同時に、ご家族の方から連絡を頂くことも多いです。

ご主人のために、お母さんのために、と大切な人のために家族の方は行動されます。

また脱毛によって見た目が変わることで家族がショックを受けないように心配しないようにとご本人が行動される場合もあります。矢印の方向は相互されていて、家族の絆を感じることが多いです。

病気を申告されて、治療費のこと、入院や今後の生活などたくさんのことを考えないといけない時に、事前にアートメイクという発想になりにくいとは思いますが、価格で断念することがないようになるべく受けていただきやすい低価格で設定をしています。また治療中の方のご依頼も増えてきている中、施術日が限定されている方に対しても希望日で施術できるように日程は確保しています

「アートメイクってどんなもの?」「受けるかどうか相談したい」など、決めてからのご予約以外に、相談からでも構いませんのでご連絡いただけますと幸いです。

ーーありがとうございました。まずはご相談からということで、悩まれている方も藤枝さんへ相談しやすくなったように感じます。

藤枝さんにアートメイクの相談をしたい方は、下記からご相談ください。

<SNS情報>

藤枝さんインスタグラム
https://www.instagram.com/fujieda_a_artmake?igsh=MTVqOXE3amhqeWNlOA%3D%3D

藤枝さんのアピアランス専門のインスタグラム
https://www.instagram.com/fujieda_appearance_care?igsh=MXZ2aWZla2F3dzVibw%3D%3D&utm_source=qr

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