【おまもりアートメイク認定看護師インタビュー】北海道札幌市・千歳市で活動する後藤さんのケース

おまもりアートメイク認定看護師とは、高度なアートメイクの技術を提供できる、いわゆるベテランのアートメイクアーティストと呼ばれる存在です。

アートメイクだけでなく抗がん剤などの知識もあり、安心して施術を受けられる存在でもあります。

がん治療を受けている・控えている方の中には「脱毛について心配している」「対策に悩んでいる」という方もいるのではないでしょうか。

そんな方々へ向けて、おまもりアートメイクでは北海道札幌市・千歳市でアートメイクアーティストとして活躍するAさんを紹介していきます。

北海道札幌市・千歳市で悩みを抱えている、もしくはその他の地域でもアートメイクに関心のある患者さんは、ぜひ参考にご覧ください。

目次

①自己紹介

■これまでの経歴や現在所属している病院・クリニック(可能であれば)などを含めた自己紹介をお願いいたします。

後藤さん:40代になってから看護師になり、産婦人科から医療の現場に入りました。

ーー産婦人科へ入られたきっかけは何でしたか?

後藤さん:もともと子どもが好きだったのと、母親としての経験を活かせるという思いもあり、産婦人科で働き始めました。
就職後まもなくアートメイクを学び始め、医療の現場で働きながら、美容にも関わるようになりました。
産婦人科で働いているときに自分自身ががんになり、その治療もあり、市民病院の手術室勤務へ転職しました。

その後、市内の整形外科クリニックで美容医療の導入に携わり、現在は婦人科・美容クリニックに在籍しています。

ーーアートメイクは看護師を始めてから知ったのでしょうか?

後藤さん:スポーツをやっていたので自分自身がアートメイクを受けており、看護師を始める前から知っていました。

ーー看護師を始めてから現場で働きながら学び続けていたのですね。

後藤さん:はい。アートメイクには関心があったのと好きだったので学び続けられました。
今は自分自身ががんの治療を経験し、患者として医療と向き合う時間を過ごしたことから、病気と闘う方の力になりたいという思いを、より強く持つようになりました。

治療中・治療後の不安や揺らぎに寄り添いながら、その方に合った選択を一緒に考えていきたいと思っています。

■おまもりアートメイク(弊社団)へ加入したきっかけや当時の思いを教えてください。

後藤さん:アピアランスケアで検索をした際に見つけたというのと、アートメイクを教えていただいた木下静香先生がおまもりアートメイクさんへ加入されていたというのが加入のきっかけです。
木下先生から社団の活動についてもお伺いしていて、いつかご一緒したいと思っておりました。

ーーありがとうございます。

後藤さん:北海道ではアートメイクの認知度が未だに低く、ましてやアピアランスケアがある事は医療従事者でも知らない方が多いです。アピアランスアートメイクが病気と闘う方にとってQOL実現のための選択肢の一つになればという思いで、お守りさんでの活動を希望しました。

②抗がん剤治療をされて脱毛を経験された方と関わった中でのエピソード


■実際に抗がん剤治療をされて脱毛を経験された方と関わった中でのエピソードで、印象的なものについて差し支えのない範囲で教えてください。

後藤さん:がん治療中の看護師さんが、アートメイクを受けに来てくださったことがあります。千歳まで1時間ほどかかるところから、抗がん剤治療中にもかかわらずご来院いただきました。

ーーアートメイクを受けたいという強い思いがあったんですね。

後藤さん:抗がん剤治療の影響で、髪だけでなく眉毛やまつ毛も抜けてしまい、「鏡を見ても、元の自分の顔が分からなくなってしまった」と話してくれました。少しでもメイクが楽になれば、という思いで施術を決めたそうです。

後日、「元の自分の顔が戻ってきたようで嬉しかった」と連絡をいただき、「すごく良かった。医療従事者としての立場からもアピアランスケアアートメイクをもっと広めてほしい。」と言ってもらえたことが、今でも心に残っています。

ーー医療従事者からのお言葉は違った視点でも心に沁みますね。

後藤さん:そうですね。私自身も同じ病気と向き合った経験があるからこそ、その気持ちに強く共感できました。アートメイクが外見だけでなく、気持ちを支える選択肢のひとつになり得ることを実感しました。

これからは、「こういう選択肢もある」ということを、必要としている方にきちんと届けていきたいです。

③北海道札幌市・千歳市でのアピアランスケアの現状について

■地域でアピアランスケアやアートメイクの認知度に関して感じる課題感などあれば教えてください(実情や壁と感じている点など)

後藤さん:北海道ではまだまだ、アピアランスケアやアートメイクの認知度が低いです。

ーー先ほどのエピソードの方のように、千歳まで約1時間かけて来られる方もいらっしゃったりなど、施術を受けられる場所も少ないのでしょうか。

後藤さん:札幌市内では美容クリニックが少しずつ増えてきている一方で、他地域ではアートメイクアーティストとして働ける環境がまだ十分に整っていないと感じています。

看護師の人材不足というよりも、アートメイクアーティストという専門的な役割自体を受け入れ、雇用する体制が確立されていないことが課題です。

特に地方では、美容目的のアートメイク自体の認知度もまだ低く、医師の理解や協力を得ることが容易ではないため、新規導入のハードルはさらに高くなっています。

アピアランスケアアートメイクについては、札幌の拠点病院にあるアピアランスケアチームにてお話をさせていただく機会があり、ポスターの掲示にもご協力いただきました。しかし、病院スタッフの皆様や患者様に広く認知・浸透していくまでには、まだ時間を要するという印象を持っています。

ーー同じ医療従事者であってもなかなか理解を得られない状況なのですね。

後藤さん:これまであったウィッグや人工乳頭(ニップル)、メイク用品などは受け入れられているのですが、アピアランスケアの新しい選択肢としてのアートメイクは、医師を始めスタッフの方々の理解が深まらないため、受け入れてくれない事が多いです。話も聞いていただけない事が多々あります。

④認定看護師として・アートメイクアーティストとしてのアピアランスケアに対する思い

■認定看護師として・アートメイクアーティストとしてのアピアランスケアに対する思いを率直に教えてください。

後藤さん:アピアランスケアは治療と生活の両方を見据えた、大切な支えのひとつだと考えています。

体調や治療の状況、気持ちの揺れは人それぞれ違うからこそ、「今、必要かどうか」「今、選びたいかどうか」が大切になってくると思います。

また、アートメイクアーティストとしては、見た目を整えることが目的になるのではなく、その方が少しでも安心して日常を過ごせることにつながるよう、医療的な視点を持って向き合いたいです。

医療と美容の両方を知る立場として、無理に勧めるのではなく、安心して相談できる存在でありたいです。

ーーがん治療を受けられてきた後藤さんだからこそ、強く感じる視点ですね。

後藤さん:認定看護師として、そしてアートメイクに関わる立場として、アピアランスケアは「見た目を整えること」以上に、治療と向き合う気持ちを支える大切なケアだと感じています。

私自身ががん治療を経験する中で、外見の変化が心に与える影響の大きさを実感しました。ほんの少しでも「自分らしさ」を取り戻せることで、前を向ける瞬間があることを知りました。

だからこそ、アートメイクを通して、無理に前向きになることを求めるのではなく、その方の気持ちや治療の状況に寄り添いながら、「選んでもいい」「選ばなくてもいい」という安心感を大切にしたいと考えています。

必要としている方に、必要なタイミングで、そっと選択肢を届けられる存在でありたい。それが、私がアピアランスケアに向き合う理由です。

■今後のビジョンや展望などはありますか?

後藤さん:今後は、アピアランスケアが「特別なもの」ではなく、治療を支える選択肢のひとつとして、もっと身近に届くようになってほしいと考えています。

外見の変化に悩みながらも、経済的な理由でケアを諦めてしまう方が少しでも減り、「できる範囲で、自分らしく過ごしていい」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

ーー北海道のさまざまな地域で少しずつ知っていただくのが大事ですね。

後藤さん:将来的には、アピアランスケアが制度としても整い、必要な方が安心して受けられるよう、保険診療の対象になることを願っています。

そのためにも、まずは現場で一人ひとりに向き合いながら、正しい情報と選択肢を、必要としている方に届けていきたいと考えています。

⑤最後に患者さんへの思いを一言

■最後に抗がん剤治療を受けられる患者さん、そしてアートメイクに関心を持っている患者さんに対してメッセージをお願いいたします。

後藤さん:抗がん剤治療を受けられている方は、治療に向き合うだけで、もう十分に頑張っていると思います。

もしアートメイクが、治療と向き合う気持ちを少しでも支えられるのであれば、その選択肢を利用してもらえたら嬉しいです。

抗がん剤治療や外見の変化に向き合う中で、不安になったり、気持ちが揺れたりするのは、とても自然なことだと思います。

無理に前向きにならなくてもいいし、何かを選ばなければいけないわけでもありません。

ただ、もし「少しでも楽になれたらいいな」と感じる瞬間があったら、アートメイクも、そんな選択肢のひとつとして知ってもらえたら嬉しいです。

同じように病気と向き合った経験がある立場として、必要なときに、そっと寄り添える存在でありたいと思っています。

ーーありがとうございます。がん治療を受けられた後藤さんの寄り添う姿勢に温かさを感じました。

後藤さんにアートメイクの相談をしたい方は、下記からご相談ください。

<SNS情報>

新さっぽろウィメンズ ヘルス&ビューティークリニック
https://will-b.clinic

新千歳クリニック
https://shinchitose-clinic.co

ほくよう歯科クリニック
https://hokuyo-dental.com/

後藤さんインスタグラム
https://www.instagram.com/goto_artmake?igsh=MTU1N3F2c2FsajEzZg==

他エリアを含めて、よりゆっくり相談をしたい方は、おまもりアートメイク専用のLINEにご登録ください。

相談窓口をご用意しております。

https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=485xeove

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