脱毛症の原因とは?若い女性も脱毛症になる?対処法も解説

抜け毛が気になったり、髪のボリュームが減ったりすると「若いうちから脱毛症になったかもしれない」と不安を抱える方もいるかもしれません。
脱毛症は歳を重ねてからなるものではなく、若い時でも発症します。また男女問わず脱毛症は生じるものです。
本記事では主に若い女性によくみられる脱毛症である「びまん性脱毛症」や、その原因、治療以外の対処法も解説していきます。
脱毛症に悩んでいる方や、最近抜け毛が気になると悩んでいる方はぜひ本記事をご覧ください。
若い女性にもみられる脱毛症「びまん性脱毛症」

脱毛症というと髪の毛が薄くなったり抜けたりするイメージが多いのではないでしょうか。また男性に生じるもの、加齢が原因などといったイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし性別や年齢関係なく、若い女性にも脱毛症はみられます。特に若い女性にみられやすい脱毛症として「びまん性脱毛症」があります。これは20代前半から発症するケースもあり、見た目の変化からショックを受ける方も少なくないでしょう。
まずは「びまん性脱毛症」について具体的な症状や原因を解説していきます。
びまん性脱毛症の症状
びまん性脱毛症という名前に使われている「びまん」とは、「一面に広がる」という意味の言葉です。
徐々に髪の毛が薄くなっていく脱毛症で、円形脱毛症のように特定の箇所だけ脱毛が生じるものではありません。
症状は一気に進むものでは無いため気づかないうちに進行しているケースが多く、髪の毛のボリュームが減ってきたと感じたり、わけ目が薄くなってきたと感じたりすることで発覚する場合が多いです。
びまん性脱毛症の原因
びまん性脱毛症の原因はさまざまで、複数の原因が絡み合っているケースもあり特定が困難な場合が多いです。
原因として考えられるものは下記の通りです。
・ストレス
・過度なダイエットによる栄養不足
・ホルモンバランスの乱れ
・睡眠不足など生活習慣の乱れ
・ヘアカラーやパーマのしすぎ
特に若い女性の場合、過度なダイエットや多忙な日々によって乱れた食生活や睡眠不足などの生活習慣の乱れが原因となっている可能性が高いかもしれません。抜け毛が気になる方は、まず生活習慣から振り返ってみましょう。
また若い女性だけではなく、歳を重ねてから発症するケースもありますが、その場合加齢によるホルモンバランスの乱れが要因となる場合もあります。
びまん性脱毛症以外の女性の脱毛症の原因

女性の脱毛症として主にびまん性脱毛症について解説しましたが、他にも女性に起こりやすい脱毛症は下記のようなものがあります。
考えられる原因と合わせてまとめました。
種類 | 特徴 | 原因 |
女性型脱毛症(FPHL) | 頭頂部から抜け毛が増えて毛髪が細くなる | ホルモンバランスの変化 |
休止期脱毛症 | 毛髪の成長が止まる | ストレス内服している薬の影響内科の病気 など |
円形脱毛症 | 楕円形や円形に脱毛が生じる | アトピー性疾患甲状腺疾患や自己免疫疾患遺伝 など |
分娩後脱毛症 | 出産を機に脱毛が増える | 疲労やストレス生活習慣の乱れホルモンバランスの乱れ など |
ただし脱毛が気になる場合は、医師による診察を受けて適切な治療を行うのが大切です。
自己判断で対処せずに、まずは皮膚科や専門医を受診しましょう。
他にも細かく脱毛症について知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

脱毛症による脱毛の症状が気になる女性の方へ|対処法を紹介

脱毛症によって髪の毛が薄くなったり抜けたりするだけではなく、眉毛やまつ毛が生えてこなくなったり薄くなっていたりするのが気になる女性の方もいるかもしれません。
最後に脱毛症による脱毛の症状が気になる方向けに、対処法を紹介します。
ただし基本は医師による診断のもと、治療を最優先してください。
病院による治療以外での主な対処法は、下記の2つです。
- ウィッグや帽子、バンダナやスカーフを着用する
- 医療アートメイクの施術を受ける
それぞれ解説していきます。
ウィッグや帽子、バンダナやスカーフを着用する
脱毛症によって頭髪が抜けていたり、ボリュームが少なくなったりしているのが気になる方や、眉毛が抜けたり薄くなったりしているのが気になる方は、ウィッグや帽子、バンダナやスカーフを着用するのがおすすめです。
さらにウィッグや帽子、バンダナやスカーフは、脱毛症によって弱くなっている方も多い頭皮を保護するのにも役立ちます。
特に医療用ウィッグについて詳しく気になる方は、下記の記事をご参考にしてください。

医療アートメイクの施術を受ける
脱毛症で眉毛が抜けたり薄くなったりして悩む方は、医療アートメイクも選択肢の1つです。
医療アートメイクは、皮膚の浅い層に色素を入れて眉やアイラインを作る施術で、洗っても落ちず約2〜3年程度持続します。
脱毛症によって毛が抜けたり薄くなったりしていても、医療アートメイクで眉毛が残っていると、メイクする際のガイドラインになる他、お顔の印象も保ちやすくなります。
根本的な治療ではありませんが、脱毛の症状が進行した場合でも精神的なショックが緩和できるため、生活の質(QOL)生活の質の向上に繋がる施術といえるでしょう。
脱毛症の方の医療アートメイクについて気になる方は、下記の記事もご覧ください。

脱毛症は若い女性にも起こるもの!原因を知って対処法を実践しよう

本記事では女性に起こる脱毛症の原因と対処法について解説しました。
基本的に脱毛に悩んだら、まずは皮膚科や専門医を受診し、早期に治療を開始しましょう。
ただし、治療成果はすぐに出るものではなく、脱毛の症状が進行したり、生活に支障をきたしたりする場合もあります。
その場合は、本記事で紹介した対処法の実践を検討してみましょう。
医療アートメイクもその選択肢の1つです。おまもりアートメイク認定看護師は、アートメイクアーティストとして豊富な経験を積んでいる看護師で、全国で活躍しています。

まずはおまもりアートメイクの看護師へ一度ご相談してみてはいかがでしょうか。
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取材したライター

鬼頭 怜那 -Rena Kito-
(正看護師・産業心理カウンセラー)
小児科総合病院の産科に就職。障害を持って生まれる胎児を身篭る母体の管理の病棟で勤務後、翌年精神科病棟の急性期、慢性期で勤務。
さまざまな精神疾患の患者の看護や薬理病理の勉強、身体疾患の患者も多く全身管理も行う。
その後精神科特化の訪問看護ステーションにて勤務。地域で生きる精神科疾患の患者の看護と地域連携、他職種連携を行う。
現在は看護師ライターとして医療記事の執筆や編集を行っている。