脱毛症の方で見た目や印象の変化から、精神的苦痛を感じ悩んでいる方は少なくないでしょう。
その悩みを解決できる可能性があるのが医療アートメイクです。
医療アートメイクは美容のイメージを持っている方が多いかもしれません。
しかし最近では、脱毛症やがん治療などでの脱毛に悩む方に対しても、注目されている施術です。
今回は、脱毛症で悩む方へ向けて医療アートメイクのメリットや効果について解説していきます。
老若男女が悩む「脱毛症」とは?
脱毛症には多くの種類があり、原因や症状、治療法などはそれぞれ異なります。
「脱毛症」と聞くと、髪の毛が抜けてしまうことをイメージする方が多いかと思いますが、髪の毛だけでなく眉毛やまつ毛など身体のすべての毛に影響を与える可能性があります。
代表的な種類は、男性型脱毛症・女性型脱毛症・円形脱毛症などです。
原因は、ホルモンやストレスが多いとされていますが、他にも別の疾患による影響や化学療法の影響などによって生じることもあります。
脱毛症の治療は長期に渡ることも多く、自分自身の見た目や印象の変化から、精神的苦痛を感じてしまう方も少なくありません。
見た目を気にして外出を控えたり、自分に自信が持てず仕事や恋愛を躊躇したりする方もいます。
脱毛症での大きな問題は、やはり見た目による精神的苦痛です。
苦痛の緩和として、ウィッグを被ったり、毛髪を移植したりする方もいるでしょう。
脱毛症の種類や脱毛の箇所によって、他にも有効な方法はいくつかあります。
その中で今回ご紹介するのは、眉毛の医療アートメイクです。
脱毛症の方に向けた医療アートメイクのメリットを次の章で解説します。
脱毛症の方にとっての医療アートメイク
脱毛症では進行するにつれて頭髪だけでなく、眉毛やまつ毛なども脱毛し、見た目や印象の変化にショックを受ける方も少なくありません。
そのような方のお悩みを解決できるのが医療アートメイクです。
医療アートメイクは美容のイメージが強いですが、最近では医療的側面からも活躍の場が期待されています。
医療アートメイクとは、皮膚の浅い層に色素を入れて眉やアイラインを作る施術です。
洗っても落ちることはなく、2~3年ほど色が持続します。
医療アートメイクは、自然な見た目のデザインが多く、すっぴんでも違和感のない仕上がりです。
自分好みのデザインを選べるので、普段化粧をあまりしない方や、男性の方でも安心して受けられます。
そして近年、化学療法によって脱毛した箇所に施すがん医療アートメイクが注目されています。
がん患者の外見的変化などによって生じた精神的苦痛を、軽減させることを目的としたアートメイクです。
事前に医療アートメイクで眉毛を描くことによって、脱毛後のショックを軽減することができます。
脱毛症は今まで通りの生活が送れなくなるなど、QOL(生活の質)に与える影響が大きいとされています。
しかし医療アートメイクをすることによって、脱毛前の自分の顔を取り戻すことが可能です。
脱毛症の方のQOL(生活の質)を高める医療アートメイク
頭髪だけでなく、眉毛やまつ毛がなくなってしまうと、表情が作りにくくなり、自分の顔の印象が大きく変わってしまいます。
ひとまえに出づらくなってしまったり、自分の顔が好きではなくなってしまったり、精神的ストレスがかかることから、社会的な生活を送ることが難しくなることもあります。
医療アートメイクを受けて、眉毛やまつ毛を作ることで、自分の見た目に自信を取り戻し、脱毛前の生活をとり戻すきっかけができます。
脱毛症に悩んでいる方で医療アートメイクを検討している場合は、まず主治医へ相談してみましょう。