AGAとも呼ばれる男性型脱毛症は、脱毛症の中では男性にとって定番の症状になります。
しかし、実際に何が原因で脱毛が進行するのかをきちんと知っている方は少ないのではないでしょうか。
今回は、男性型脱毛症が起こる原因や、改善するための方法をご紹介します。
男性型脱毛症とは
男性型脱毛症とは、男性ホルモンの影響によって進行する脱毛症のことをいいます。
男性型脱毛症は、前頭部から頭頂部にかけて徐々に脱毛の症状が進行していくのが大きな特徴です。
他にも症状の特徴はいくつかありますが、どれも進行性であるため、放置しておくと悪化してしまう恐れがあります。
男性型脱毛症の主な症状の特徴は、M・O・U字型の3つのタイプに分けられます。
男性型脱毛症:M字型
額の生え際から薄毛になり、左右の生え際が剃り込みのように後退している状態をいいます。
男性型脱毛症:O字型
頭頂部から徐々に脱毛の症状が進行し、範囲が拡大していきます。
男性型脱毛症:U字型
前頭部から薄毛が進行し、U字型に脱毛の症状が発症します。
男性型脱毛症は、進行型の脱毛症になります。
時間の経過とともに症状が悪化してしまうので、早期に専門医に相談するようにしましょう。
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男性型脱毛症が起こる原因とは
男性型脱毛症の原因は、男性ホルモンの影響がほとんどです。
テストステロンというホルモンが、毛髪の成長期を短くしてしまうジヒドロテストステロンを生成することで、男性型脱毛症となります。
他にも生活習慣や遺伝が原因で、男性型脱毛症になることがあります。
生活習慣の乱れによる男性型脱毛症とは、主に食事や運動、睡眠のバランスによって血行不良を引き起こしてしまうものです。
さらにストレスによって、ホルモンバランスが乱れ髪の毛の成長を妨げて、男性型脱毛症になることもあります。
自分自身に合ったストレス発散方法を見つけ、ストレスを溜め込まないように意識しておきましょう。
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男性型脱毛症を改善するには
男性型脱毛症を改善するためには、専門医に相談し適切な治療を受けながら、規則正しい生活習慣を心掛けることがおすすめです。
ここでは、男性型脱毛症を改善するための方法を解説していきます。
男性型脱毛症の治療方法
男性型脱毛症は、正しく治療を受けることで改善が見込めるでしょう。
今回は、4つの治療方法について紹介していきます。
それぞれの治療方法の特徴を頭に入れておきましょう。
薬剤治療
男性型脱毛症の治療方法は、薬剤の治療が効果的です。
フィナステリドという男性ホルモンによる脱毛症状を妨げる薬を内服することが有効です。
初期の症状の際に服用を勧められることが多くあります。
植毛
植毛といって男性型脱毛症の影響を受けない後頭部の毛髪を患部に移植する方法があります。
植毛での治療は、施術部位から髪が生え続けていくため男性型脱毛症を根本的に解決することができるので、利用する方も多いです。
LED治療
LED治療とは、高濃度のLED光を毛乳頭細胞に照射し、毛母細胞という毛の成長に重要な細胞を活性化させる治療方法です。
髪の毛の成長を阻止している因子を抑制する効果もあります。
さらに抜け毛対策にも効果的な治療方法です。
局所注射
メソセラピーやHARG療法という、成長因子を直接患部に注入する治療方法があります。
髪の毛の成長を促進する治療方法として有効です。
ダメージのある毛包を回復させ、毛母細胞の活性化にも有効な治療方法です。
男性型脱毛症には、ご自身の症状に合わせた治療方法があります。
専門医に相談し適切な治療を選択できるようにしましょう。
男性型脱毛を改善するための生活上の注意点
男性型脱毛症では、生活習慣をしっかりと気をつけることで改善できます。
バランスの良い食事や適度な運動はもちろん、睡眠の質を高めることも効果的です。
特に鉄分や亜鉛、ミネラルをバランス良く摂取することは、男性型脱毛症の改善に高い効果が期待できます。
また、頭皮の環境を良く保つことも大切です。
しっかりと洗髪し、清潔な状態を維持しておきましょう。
男性型脱毛症は早めの対処で高い効果が見込める
男性型脱毛症とは、男性ホルモンの影響によって起こる脱毛症の1つですが、遺伝や生活習慣、ストレスによっても発症することがあります。
男性型脱毛症が発生すると、M・O・U字型の3種類のいずれかで脱毛が起こり、同じ男性型脱毛症であっても人によって症状は異なります。
この男性型脱毛症は、進行型の脱毛症であるため、放っておくと症状が悪化する恐れがあるものであるため、脱毛を発見したら、症状が軽いうちに治療しましょう。
また、内服薬や植毛、メソセラピーなどたくさんの治療方法があるため、早めに専門の医療機関を受診し、相談すると良いでしょう。
そのほかにも、治療だけでなく普段から規則正しい生活を意識し、なるべくストレスをためないようにすることが大切です。
さらに食生活の見直しや、適度な運動を取り入れるなど、日常生活において自分でできる改善を積極的に行うことも必要です。